水曜日 2021.12.01 UPDATE
色彩心理学に基づいて考える看板デザインのコツ。あなたなら何色を選ぶ?
皆さん、こんにちは!
デザイナーの岩橋です。
突然ですが、皆さん何色が好きですか?
日々、生活の中で皆さんが無意識に選んでいる色によって、その時々の自身の心や身体の状態を知ることができます。
例えば、よく選ぶ色や小さい頃から好きな色はあなたの本質をあらわしていたり、あなたが今気になっている色は、今現在の自分を表していると言われています。
こういった色と心の関連性を主として研究する学問を『色彩心理学』と言います。
【出典】日本色彩心理学研究所
さて、今回はそんな色彩心理学で考えられている色の性質から、簡単な性格診断をご紹介したいと思います。
自分が好きな色、直感で選んだ色によって自分の性格のようなものであったり、
自分でも知らない隠れた一面を少しばかりのぞいてみましょう。
診断開始
好きな色からわかる!性格診断テスト
では早速やってみましょう。
①まずは、下の色を眺めてみてください。
②次に、この中で好きな色を直感で2つ、選んでください。
③その2色をこんな図の上と下に並べてみます。
診断結果について
上に配置した色は、自分が周りに対して発信している自分、
つまり自分の表面的な意識の部分を表しています。
逆に下に配置した色は、自分の本質的な部分、
つまり自分の土台となっている無意識を表したものになります。
※この診断結果・テストですが、あくまでもゲームのようなものとして、
または遊びのようなものとして考えていただければ幸いです。
赤を選んだ人(red)
・積極的で行動力がある
・感情を豊かに表現できる
・エネルギー、活力がある
・リーダーの素質がある
赤を選んだ人は、情熱的で愛情に溢れているのが特徴です。
真っすぐで正義感が強く、仕事などでは成功する人も多い傾向があります。
一方で、エネルギーが他の人と比べて強いため持て余すこともあり、その愛情を受け取ってもらえない時には、その強い愛情やエネルギーが自分を苦しめてしまうことも。
直情的なところが魅力ですが、人間関係、特に十分な信頼関係がまだ築けていない段階ではその点が、マイナスに働いてしまうこともあるかもしれません。
青を選んだ人(Blue)
・落ち着いた雰囲気がある
・知的である
・責任感が強く、人から頼られる
・冷静さがあり、判断力に優れている
・自由を好む
青は内向性を示す色でもあり、この色を選ぶ人は自己探求ができる人と言われています。
冷静で知的な一面もあるため、物事を判断することや決断することが上手で、どちらかと言うと衝動的な行動に走ったりはしません。
想像力があり鋭い感性を持った人も多く、執筆の才能や芸術の才能があるかもしれません。
一方、青を選ぶ人には自制心が強い人や保守的な人も多く、真面目に生きようとし過ぎて自分を抑圧してしまうことも。
また、目上の人や自分よりも立場が上の人などに対して必要以上に気を使いすぎることもあり、そのため、自分の内側に悩みやストレスを抱え込んでしまうこともしばしば。
黄色を選んだ人(Yellow)
・探求心がある
・ユーモアのセンスがある
・常に上を目指す傾向がある
・切り替えが上手
黄色を選んだ人は、ユーモアのセンスがあり、人を楽しませるのが得意です。
ドイツの詩人ゲーテは「黄色は心を朗らかにする」と語っていますが、黄色は幸せや明るさを表す色で、黄色を選んだ人も明るくポジティブな傾向にあります。
また、知的な好奇心も旺盛で、多くのことを吸収できる才能があります。
ただ、ポジティブな時とそうではない時には多少の落差があり、一旦マイナスの状態に陥ってしまうと、不安がうまくコントロールできなくなってしまう一面もあります。
緑を選んだ人(Green)
・思慮深く、色々なことに配慮できる
・自分の中にしっかりとした芯がある
・争いを好まず、人とのつながりを大切にする
・どちらかというと人から頼られることが多い
緑は、人に安らぎを与えてくれる植物の色で、この色を選んだ人も相手に安らぎや安心感を与えられる人です。
そのため、どちらかというと人に頼るよりは頼られることが多いのではないでしょうか。
多くの人から頼られる人はこの色を選ぶ傾向があり、中間管理職の人や、または周りの人の愚痴の聞き役になることが多い人もこの色を選ぶことが多いかもしれません。
周りの人に配慮したり、色々なことに思いを馳せて人を気遣ったりできる一方で、自分の中にはしっかりとした考え方や芯があり、自分を曲げずに信じたことを貫き通す強さもあります。
一方、周りや色々なことへの配慮ができるがゆえに八方美人だと言われたり、または一方的な愚痴の聞き役になって自分が疲れてしまうこともあるかもしれません。
オレンジを選んだ人(Orange)
・前向きでエネルギッシュ
・多くの人と上手に付き合っていける
・人を楽しませることに優れ、人気がある
・人に対して優しい
オレンジを選んだ人は、社交性があり多くの人と上手に付き合っていける一面があります。
また、オレンジは元気を与える色であり、この色を選ぶ人は前向きでエネルギッシュで、周囲を明るくさせたり、楽しませることにも長けています。
ただ、寂しがり屋や心に悩みなどを抱え込みやすいなどの一面もあるかもしれません。
紫を選んだ人(Purple)
・カリスマ性がある
・美的、芸術的なセンスがある
・自分をしっかりと持っている
・人を癒す力がある
紫は、神秘性や癒しといったことを表す色で、この色を選ぶ人はミステリアスな魅力がある人が多いです。
また、紫を好む人は芸術的センスがある他、カリスマ性があるという一面も。
人のために奉仕をする人が身に付けてきた色でもあり、この色を選ぶ人もまた人を癒す力があると言えます。
紫は青と赤という2つの両極端な性質がバランスよく組み合わさった色で、冷静で内向的な一面と、情熱的で外交的な一面といったような、2つの相反する面が合わさっています。
相対する二極が神秘的な魅力を生み出している反面、そのバランスが崩れてしまうと物事に対して深く思い悩んでしまうこともあるかもしれません。
黒を選んだ人(Black)
・強い意志、確固たる信念がある
・洗練された感性、センスがある
・何事も自分で決断することを好み、またその(決断)力がある
・自分に妥協せず、高いところを目指すことができる
黒は、強さ・力を象徴する色で何色にも染まらない色です。
そのため黒を選ぶ人も強い意志、揺るがない信念のようなものを持っていて、人に決めてもらうのではなく自分自身で決断することを好みます。
黒を選ぶ人の中には(本人にはそのつもりはなくても周りの人にとっては)近寄りがたい雰囲気のある人もいますが、一旦仲良くなると相手からはいい人だと思われることが多いです。
威厳を持った色である一方、心に何かしらの苦しみやストレスを抱えた時、自分の弱さを見せたくない時に選びやすい色でもあります。
また、黒はある意味他の色にあるような特徴的なものがないことから、黒を選ぶ人の中にはあえて自分(の良さや特徴)を殺してしまっていたり、本当の自分、もしくは自分が持っている力を出し切れていない人もいるかも。
グレーを選んだ人(Gray)
・クール&知的
・忍耐力があり、誰かのために行動できる強さがある
・自分で道を切り開く力がある
グレーを選んだ人は、クールで知的な一面のある人です。
忍耐力がある他、自分の道は自分で切り開いてゆく力があると言えます。
グレーは白と黒が組み合わさった色なので、黒っぽいグレーなら黒の要素が、白っぽいグレーなら白の要素があります。
場合によってはやる気がでない時に選びやすい色と言われているので、その場合は自分の気持ちと向き合うことも必要かもしれません。
白を選んだ人(White)
・何事にも真摯に向き合う
・誠実である
・優しさがある
・自分の考え方だけにとらわれない柔軟性がある
・目指すものに向かってひたむきに努力する才能がある
ウエディングドレスにも使われる白は、純粋さや清潔感を示す色と言われています。
白というのはすべての色を反射した色で、すべての色の光線を含んでいることから、あらゆる色の可能性を持つ柔軟性のある色です。
白を選ぶ人は何か一つのことにとらわれない柔軟性があり、色々な可能性、もしくは潜在能力を持っている人が多いです。
また、これまでや今の状況を忘れて、一からスタートしたい時に選ぶ色とも言えます。
白は涙の色と表現されることもありますが、心の中に涙が沢山たまっているような時にも選びやすい色かもしれないです。
まとめ
いかがでしたか?
無意識のうちに選んだ色から自分でも気づかないことを発見できたのではないでしょうか?
世の中にある全てのものには色がついていて、無意識に私たちは色に誘導されています。
色の効果を最大限に活かしたデザイン提案が可能です。
ターゲティングに合わせた色味で看板デザインを考えてみると
また、新しい世界が広がるかもしれません。
デザインや看板のことならお気軽にご相談ください。
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