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現状の外観が、居酒屋もやっている中バーの雰囲気に寄りすぎていて、お店の敷居が高く感じられ 新規顧客を獲得し辛い状況であるとご相談を頂き、今回リニューアルデザインを提案致しました。

■全体のデザインコンセプト
明るく鮮やかな山吹色を基調に暖かで食欲をそそる濃いオレンジ色を差し込み、みな月さまのイメージカラーであるブルーをさりげなく配置することにより、 リニューアルオープンの目新しさを出しつつも、従来の雰囲気を残したデザインを提案させて頂きました。

みな月様は創作和食をメイン料理で扱われ、店内の雰囲気に京を重視されているとのことでしたので、和の意匠を取り込みつつ、和食屋や居酒屋ではなく「バル」であることに重点を置き、 和柄の中でも直線を多用した柄をチョイスすることにより、スタイリッシュな和モダンなテイストに仕上げました。
ただ、あまりスタイリッシュに尖りすぎると店内と店外の雰囲気に差が出てしまうので、直線の柄に対し丸みを帯びたデザインを前面に出すことにより、親しみやすさを演出いたしました。 また、店内の壁面及びテーブルが木を基調としたものを使用している為、新規の方が入店前から店内の雰囲気が窺い知れるよう木目調のデザインを組み込んでいます。

■窓に対してのデザインコンセプト
従来の店舗では、食事風景が丸見えにならないようにとすりガラス調シートで目隠しをされておりましたが、店内の様子が分からないことで入店しづらく新規顧客の獲得が遠のいてる原因と考え、今回新たに清潔感のあるホワイトのカッティングシートでウィンドウサインを作製させて頂きました。 カッティングシートで作製することにより、光が外に差し込む形になり、店内の雰囲気が外に伝わりやすくなっております。
柄の配置に注意を払いデザインを施すことにより、外からの視線を切りお客様の食事風景が丸見えにならないように工夫を凝らしました。

■壁面のタペストリーデザイン
壁面は、店舗正面とは違い、大きな窓もなくお店の雰囲気が伝わりづらい箇所の為、まず「飲食店である」ことが一目でわかるよう、写真を主体としたデザインに致しました。 店舗正面のデザインと統一性を出すために丸を基調とし、その上に写真と柄を動きのある配置にすることにより賑やかさやワクワク感を出し、思わずお店に入りたくなるように演出しております。