火曜日 2019.01.22 UPDATE
画像データの解像度で困った時|看板のプロが教える失敗しない注意点
WRITER 池光
ご覧いただきありがとうございます、メイク広告の池光です。
平素よりお客様からご入稿頂いた看板作成用のデザインデータやロゴデータを確認させて頂いています。
……と、いう書き出しで、前回イラストレーターで作成したデータの利点など説明させて頂きました。
今回は写真等の画像データをご入稿いただく際に注意していただく点について書かせて頂きます。
画像のサイズは、縦横の長さと解像度で決まります。
解像度は「dpi」という単位で表され、これは1辺1インチの四角の中にどれだけのドット(点)が敷き詰められているかという密度になります。
同じサイズの画像でも解像度が高くなれば、画質は上がりますがデータも重くなります。
一般的にHPなどで使われている写真は「実寸で」72~150dpi、印刷物、出版物に使用されている写真は「実寸で」350~600dpiとなっています。
「実寸で」と注釈を入れさせていただいたのは、レイアウトの際に極端に引き延ばしたり縮小したりする場合があるからです。
先に書かせて頂きましたが画質は「点の密度」で変わってきます。
引き延ばせばそれだけ密度は薄くなりますし、縮小すればそれだけ密度は濃くなります。
密度が薄くなれば画質は荒く、密度が濃くなれば画質は良くなります。
A4サイズで作成し、プリントアウトしたときに充分耐えうる画質であったとしても、
1800㎜×3600㎜の養生シートに印刷したときに充分な画質があるとは限りません。
ご入稿の際は部分的にでもいいですし、家庭用プリンターで構いませんので、
一度実寸でプリントアウトして確認してみて頂くことをお勧めいたします。
もしその際に画像が粗さが出てしまう場合は、一度お問い合わせください!
弊社が出来る限り対応させて頂きます!
※画像の状態によっては修正の出来ない場合もございます、予めご了承ください。
執筆者プロフィール
学生時代にデザインを学び、飲食・流通業界のチラシや販促グッズ、店頭POP等のデザイン制作を経て、メイク広告の製作担当として6年以上従事。
印刷・組み立て加工・資材管理に至るまで一連の製作工程に携わっている。年間製作件数は約490件。保有資格:色彩検定2級。
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